SS10th

昨年還暦を迎えられた志賀シェフ

いつお会いしてもお元気そのもの！ツヤツヤお肌の秘訣はきっと
毎日毎夜パンの酵母たちと過ごしていらっしゃるからでしょう
「パンの神様」と称されることもしばしばですが
志賀ファミリーの優しく頼りがいのある、そして少しお茶目なお父様

ウェルカムドリンクの極上シャンパンは甘露の如く染み渡り
この日のために用意された特別なPainたちを

いつも特別なものしかないのが此処だけど

夢見心地に美味しい120時間！

ご馳走もた～～んと並べて下さって

結果的に一日一食だった（おやつは除く）としても

その一食がこんなにも豪華だったら、ねぇ！
一番奥がパーネ トスカーノ（塩を全く使わない）にレーズンバターとチーズ
小さな菱形のは黄金に輝く正真正銘のパンドーロ★★★
茶色いのはスペルト小麦とデーツ、なのに栗粉みたいな甘さでビックリ！
一番手前の黄色味かかったのはフランス産小麦のChanteurとデュラム小麦Sottile（共に日東富士製粉）のバゲット
上に乗っかったキャラメルみたいなのはシェーブル（山羊乳をキャラメリゼしてから作るチーズらしい）
三角のもチーズです←凄く美味しいことしか覚えてない・・・
パンオヴァンにも見えるオーガニックカンパーニュは贅沢にナッツ、無花果、栗も全部オーガニック
そして120時間発酵！何も付けたくない乗せたくないそのまんまが一番のバゲット
よくもまぁまぁこんなにも、凄いパンばっかり焼いてくださって！！
冷たい白ワインを飲みつつ、お代わりの赤をどうしようかと・・・
ああ、一口だけでも頂いておけば良かったなぁ←意地汚い自分

結局お水と葡萄ジュースでガマンしつつ

フルーツもしっかり。シャインマスカットおいひいねぇ～

お向かいのNOZYさん(今年で６周年だったんですね！）の灯りも消えまして

でも珈琲はちゃんと頂きましたよ～
濃厚そうに見えて実は軽やかなガトーショコラと一緒に
ブラジル・プリマベーラとコスタリカ・ネリーを

名残惜しくもお開きの時間となりまして

５年ぶりの楽しい夜をありがとうございました！
そして更なるご活躍を、本当にエネルギッシュな志賀シェフ
開店当時からずっと支えて下さっているSさん、いつもありがとう！！

2007年のお正月に初めて訪れた時の驚きと感動

それ以来、本当に沢山の思い出がこの場所には詰まっている
「近所にあったら困るパン屋さん」
これほど特別な「お店」を他に知らない

シニフィアン シニフィエ

まるで呪文のようだけど
本当に魔法の言葉だったの
SNSがまだ無かった頃に、あのプラタナスを一緒に見上げて
同じ時を過ごした

１０年後を楽しみに・・・