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伊藤一心堂@鳥取県岩美町 [agréable]

鳥取岩美と言えばトゥジュールさんのことから書くのが常だけど
今回はこのお店の話から

せっかく因幡の国まで行くのだから、他に何か良いお菓子は?と思ったところ
和三坊主さんが「取り寄せてみるつもり」
と仰っている生姜煎餅の湯かむり煎餅が
15分くらい足を延ばした先にあることに気付きまして

岩美町の中でも内陸に入った岩井地区は古くから温泉街として賑わっていたそうですが
さすがに今はもう、昭和の雰囲気な少々寂しい感じ
で、メインストリートにこの和菓子屋さん
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もしも偶然通りかかったとして、果たして足を踏み入れ・・・なさそうな

しかしこのユルいパッケージ画像を見つけて、もうそれだけで行ってみたくなったのです
頭に手拭いを乗せ柄杓で湯をかむる独特の風習「湯かむり」
その姿を模しているようですが、下部を見るとどうやらコレはお人形のようで
パっと見は女性かと思ったのですが、よく見ると性別すらも???
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「鳥取岩美まで行くので買いに寄ってみるつもりです」と
和三坊主さんにお伝えすると
「予約した方が良いですよ」
とのお達しに従ったお蔭で空振りにならずに済みました

お店は温泉街の中ほどにあるのですが
県道から温泉街への入り口を最初うっかり通り越してしまい
(それくらいの何気なさ過ぎる雰囲気だったんだからね)
南側から入ったお蔭で雰囲気満点の共同浴場を先に見つけました
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源泉掛け流しが310円で楽しめるなんて!
ひゃ~~時間があれば寄ってしまいたいんだけど、さすがにムリ無理
そして
この共同浴場のすぐそばには思わず目を奪われる郷土玩具店があり
もしかしたらパッケージと何か関係しているのかも??
と思ったのですが詳しくは判らず

中を開けると波型にうねったお煎餅が5枚重なっています
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この写真のは色の濃いものもありますが
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いくつか開封した中ではこのくらいの色白のものが多かった
なにぶん手焼きですからね、多少の色むらも味のうちでしょ
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この包装紙を眺めているだけでも楽しくなるわ~
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温泉地のお土産で日本一イケてるんじゃないかと食べる前から思っちゃう

で、食べます!パリっと綺麗な音で割れますな♪
もう見た目の通りの繊細な口どけ、両面に丁寧に塗られた生姜糖は控え目ながらキリっと効いて
芯の強いお姫様のような美しい生姜せんべいです

このお煎餅の凄さを確認するためにも食べ比べ要員を確保しよう!
と限られた時間の中で奔走し、ぎりぎり1種類だけ買うことができました
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同じく鳥取市の郊外にある秋田玉栄堂さんの波生姜煎餅
こちらは13枚がラフに透明袋に入れられていました
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美味しいお煎餅ではありますが色黒で厚みもあります
が、多分コッチのタイプが主流なのではないかと思われます
かつて購入した同じく鳥取県の宝月堂さんの生姜煎餅も同じような雰囲気だった記憶なので

完全手作りの伊藤一心堂さんの美しさと美味しさが際立つ、という予想通りの結果でありました

せっかくなので一心堂さんの看板菓子
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その名も「鬼の碗」
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いわゆる焼き饅頭ですが皮にハチミツが使われているのがミソのようです
これが温泉旅館のお茶請けに出てきたらかなり嬉しいかも

もう1つ、最中も買いました(日持ちするお菓子は3種類だけでした)
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何故か雪輪模様のモナカがもう一つ
どこからともなく登場し、期せずして食べ比べする展開ってオカシスギル!
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左の焼き色薄め、種厚め、餡の水分少なめなのが一心堂さん
片や同じ型の筈なのに(でも当然種屋さんは違うでしょうけど)
全然違うタイプでとーっても面白かった!!

おまけ
岩美町の道の駅でも
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伊藤一心堂さんのお煎餅は品切れ中だったのでした!恐るべし!!
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