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芸術の秋・後編 [週末のこと]

国際陶磁器フェスティバル美濃の共通チケットを使って
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瑞浪市陶磁資料館で人間国宝加藤孝造陶・画の世界展へ
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館内撮影OKって寛大なのです。元々画家志望だった方だけあってとても素敵
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しかし五代加藤幸兵衛氏の言葉で陶芸の道に進まれたのだそう
瀬戸黒の技術保持者として人間国宝に認定されています

またこちらの館内は
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「焼き物」に関する基礎知識を解かり易く紹介してくれています。ここからスタートでも良かったかも。
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屋外の大きな水車は釉薬に使う長石を製粉するために昭和50年前後まで使われていたそうです。
この日は一日雨だったなぁ・・・

続いてはひと山越えた可児市の荒川豊蔵資料館へ
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いや~参った!トンデモナイ山の中!!前編ですっかり豊蔵ファンになってしまったので
頑張って上るのだ~
豊蔵さんはかの北大路魯山人の助手で、加藤孝造さんのお師匠さん
志野・瀬戸黒の技術保持者として人間国宝となり昭和60年没(91歳)
この資料館は90歳の時に出来たそうですが、その時のご挨拶肉筆写がとてもとても素敵で
疲れも吹き飛びました。何故この位置にわざわざ資料館を建てたのか、古志野に注いだ情熱
そして座右の銘「隋縁」という言葉も(豊蔵さんも最初は画家志望だったのですって)
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ラパンで行っても遠いなぁと思えるこの地を白洲正子や川喜田半泥子も訪れたのだとか
その当時の人の流れ、時間の流れを思うと相当の気持ちがなければ動けないでしょう
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市に寄贈された居宅も公開されていました。雨続きだったため(除湿用に扇風機もありましたが)
先に見た工房棟といい大変な湿度です。山の中に住まうのは優雅にそう見えるんだけどね。
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3年後にまた元気3人でにココを見学できるといいな~
でも3年も待てないし、違う季節もきっと素敵なので抜け駆けしそうだけど。←すっかり豊蔵さん好き。

最後は土岐市美濃陶磁歴史館へ
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お茶と美濃焼の展示も一部撮影可でした。瀬戸黒も織部も良いけれど、志野の美しさを再発見できたのが◎
←うっとりするモノは当然撮影不可ですとも
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この建水・・・重たそうだよねぇ。茶碗も大きいし男性社会のお茶の時代だったからなのかな。
こちらが一番コンパクトな展示内容でした。

もう見学する施設は全部廻ったんだけど、最後にもう一度メイン会場へ
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きさ姉に走ってもらって(運転手休憩)・・・十数分後に大笑い!
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共通入場券のスタンプラリーの記念品が可愛すぎてね~
マグカップくらいかなぁ、なんて思っていたら(何種類かあったらしい)
まるでトトロのお土産みたいだったのでした。

最初はあまり気乗りしなかった企画だったのだけど
予想を大きく上回る面白さ♪3年後の秋に、きっとまた!
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